統計によれば、闇金被害などの相談件数に大きな変化はありませんが、闇金利用者
の生活が脅かされるような取り立てをする違法闇金が顕著になってきました。
少し前に、借りた本人だけでなく家族まで巻き込む取り立てにより、ヤミ金が原因
による一家心中が発生したことで闇金の恐ろしさと、残酷さが問題視され闇金の
掃討が行われ取り立てがおとなしくなりました。
それにより、闇金はより巧妙になりました。手法を変えたソフト闇金に変化し、
強引な取り立てをする業者が減少しました。
ところが3年前から、家族も巻き込んだ過酷な取り立てをする
ヤミ金が復活しているようです。
ヤミ金の悪徳手口は、精神的に追い込むために利用者ではない家族、親戚
そして職場にまで迷惑を加え、利用者を追い込むことです。
早朝から利用者の自宅前に待ち伏せしたり、借りている本人にではなく家族の
職場に現れ職場に居ずらくします。
被害者の中には、対面上のため自分だけで解決しようとします。ヤミ金はそれを
利用するために、己の目的を達しようとします。
それによって大方の利用者は、一時的に逃れるために新たな借金をして、最悪の
スパイラルに落ちて行く人も多いです。
一番、深刻なのが被害者本人の意思に関係なく犯罪の片棒を担がされることです。
そのやり口は、利用者の弱点を捕まえられる融資時や返済期限を利用して、被害者
名義で携帯電話契約をさせ、利用者名義の銀行口座を新規に作成させ、それを
すべて取り上げ更なる犯罪の道具にすることで、被害者が気づかぬ内に犯罪の
片棒を担がされています。